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ユグドラシル正教会 礼拝堂より 実力としては神殿衛兵団と呼ばれる、軍に属さない魔導兵と魔術師からなる組織が存在する。 Qユグドラシルにおいて「魔導」と「魔術」はどう違うのか? 456 名前:名も無き被検体774号+[] 投稿日:2013/11/19(火) 01 10 38.83 ID Jq5/uiXH0 ≫386 ≫魔導兵と魔術師からなる組織 魔導兵と魔術師(魔術兵?)の違いってなに? というか≫334の"魔導という単語は、ユグドラシルでは水上艦と区別する際に使われることが多い" ていうのも含めて、ユグドラシルにおける「魔導」ていう言葉が指すのは、 天人が使ってる「機械技術と魔術を融合させた技術」と同じ、あるいは類似した技術という捉え方でいいのかな? 465 名前:名も無き被検体774号+[] 投稿日:2013/11/19(火) 19 28 52.23 ID 4zRovTC30 [4/5] ≫ユグドラシルにおける「魔導」ていう言葉が指すのは、 ≫天人が使ってる「機械技術と魔術を融合させた技術」と同じ、あるいは類似した技術 個人的には、「魔導」という単語はユグドラシルでは人工的な魔術作用の総称じゃないかと解釈してる。 エルフ種は自前の体質で魔術が使える言わば天然物 他の人種が使う魔術は外からの働きかけによって行使できる人工的なもの。 人工魔術=魔導なら、戦艦に「魔導」という単語が入っていてもいいかなと。 502 名前:名も無き被検体774号+[] 投稿日:2013/11/25(月) 23 09 39.58 ID ZuZHwmhp0 [2/2] 魔導=人工的な魔術作用の総称とすると、 自動的に『魔術師(魔術兵)=エルフのみ』『魔導師(魔導兵)=エルフ以外の種族』 ていう区分けになるけど、それでOK? 562 名前:名も無き被検体774号+[] 投稿日:2013/12/06(金) 15 16 29.72 ID BMYfgZVG0 [1/2] ≫557 ≫550です 自分は個人的に「魔導」という言葉の意味は、人工かどうかにかかわらず 「魔力を機械に応用したものの総称」という意味だと思ってます ≫456に近いかな ただ天人の魔導技術とは似てはいるけど全く違っていて(旧人類の技術の有無)、 なので魔術礼装には魔導技術に含まれるもの(魔力圧縮型対空礼装など)と 含まれないもの(杖、アクセサリーなど)があるという解釈です まあそうなると魔導書の「魔導」ってなんなんだということになるので(魔導書の仕組みにもよるけど)、 ≫465の「人工的な魔術作用の総称」という解釈のほうが矛盾が少ないかなーとも思います ついでに「水上艦との区別」というのは、ユグドラシルでも蒸気機関は 発明されてて、水上艦の動力は蒸気(あるいは帆)だった その後魔力を機械に応用する技術(いわゆる魔導技術)が確立されてから、 飛行艦の開発が可能になった それ以降魔導技術が使われている艦=飛行艦ってな感じが定着して、 半ば軍の慣習みたいな感じで「魔導」という単語が飛行艦を表す接頭語の意味を持つようになった みたいな妄想からです 887 名前:名も無き被検体774号+[] 投稿日:2014/01/25(土) 01 31 06.37 ID 61cKmzLD0 [2/2] ≫456.≫465.≫502.≫562の議論 魔術・・・エルフ種や自然界の生物が使用する魔力利用の総称。 魔導・・・1.エルフ以外の人類種が使用する魔力利用の総称。または、魔術礼装を介しての人工的な魔術行使の総称。魔導兵。 2.ユグドラシルまたは、ソレグレイユの科学技術を魔術・旧来の魔導へと応用させた上位魔術。魔道兵器。 魔導とは本来、魔術を扱うエルフ種の中で素養の低い者、或いは魔術の未熟な者が使用する補助装置であり、 通常種などの他種族にも扱えることが判明した以降、より精密で多様性に富んだ道具となった。 機械技術を用いない従来の魔術補助具としての魔導を《一型魔導》、era3より機械技術を大幅に取り入れたことで、 補助具としてではなく兵器としての側面が強い魔導を《二型魔導》と、便宜上呼称しているが、 市民層まで十分に浸透しておらず、双方をひっくるめて単に《魔導具》と呼称されている。 魔道と魔術(の違い)という名で一設定としてあげる 900 名前: 忍法帖【Lv=7,xxxP】(1+0:8) [] 投稿日:2014/01/28(火) 00 13 13.58 ID kXOi3aS70 [1/2] ≫887 細かいけど個人的に一型、二型はⅠ型、Ⅱ型のほうがしっくりくるような気が
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【名前】イロ=コイ 【性別】男/女 【所属】魔術 【能力】蛇神ンデンゲイの伝説に基づく魔術及びフィジー地方の信仰に基づく魔術。他の誰にも明かしていない魔術としてワイアンドット族の伝承黒き蛇(イリアコイ)に基づく魔術。 【能力説明】 ンデンゲイはあの世とこの世の境に棲む始原の蛇神であり、強大な造船技術を持つと同時に地獄の力と土の生命原理を体現しているとされている。 現地信仰では天と地(海)が引き離される境をあの世とこの世の境界線と謳っており、天地両方の二重起源を持つンデンゲイは性別を有する人間の卵を産んだ伝説がある。 これを基にし、イロは蛇の卵を生で食す事で男でも女にでもなれる魔術『両性産卵(ウトロコラ)』を完成させた。 この魔術は自分にも他人にも掛ける事ができる。発動すると体表にヒビが入り、蛇の脱皮の如くパキパキと『皮』が破れ、新たな人体が抜け出てくる。体の構造も声質も完璧に男/女のそれである。老若男女色取り取りである。 他にも地獄の力を灼熱の炎熱や煮え滾るマグマと解釈し、大地の隆起や海原の怒涛と合わせて伝説にある通りの大洪水を引き起こしたと解釈したイロは炎属性・水属性・土属性の魔術行使を大得意とする。 大雨を降らし続けた逸話も再現でき、イロが起こした大雨の粒は弾丸に匹敵する威力と灼熱の水温で以て頭上から降下し続ける。 また、強大な造船技術を持っていたンデンゲイの名に恥じぬ大量の霊装船団『ナンタヴェア』と船団の寄港地であり認識阻害の魔術結界に覆われた常世の海上移動要塞型神殿『ハワイキ』の製造&保有者でもある。 船の主な材質は木や布。楕円形のボートに布でできた帆が掲げられている全長6メートル程の簡素な船だが大量の人間を乗せる事ができる。 動力源は搭乗者の魔力。コアとなる蛇の卵に魔力を注ぐ事で稼動する。船底を海面に『乗せ』、海原では時速1000キロ超の速度を叩き出すにも関わらず旋回性能も抜群。 遠隔&自動操縦・対G性能なども完備し、搭乗者は船酔いする危険性すら無い。しかし、船が海中に入っていく度に性能を落とし、船の高さからして半分以上が海中へ潜ると機能が完全停止する欠点がある。攻撃手段は特攻による自爆攻撃くらい。 朝日が昇る日の出と夕日が沈む日の入りに限定されるが、この二つをあの世とこの世の境界線と見做す事で、常世の寄港地『ハワイキ』から世界各地の海上へ『ナンタヴェア』は距離を無視して出航(=空間移動)する事ができるし、帰港する事ができる。『ハワイキ』も類似の方式で空間移動可能だが手間が掛かる。 『ナンタヴェア』にしろ『ハワイキ』にしろ通常は集団規模による力の結集の下で稼動している。単独で動かす事はできるが魔力消費が大きく、空間移動を伴う出航については集団規模で無ければ発動させる事は不可能である。 『多からなる一』の本部でもある神殿『ハワイキ』の広大さは、ちょっとした港町の規模。石造りの建物が建ち並ぶ中、各地に特徴的な高い屋根を持つ『ブレ・カロウ』と呼ばれる『神を呼ぶ』神社的建物がとある法則に基づいて建設されており、あの世とこの世の境目とも称されるこの内部が『ナンタヴェア』の空間移動における始点・終点となる。 世界各地に同じ構造の『ブレ・カロウ』が偽装を施された後に秘かに建設されており、『ナンタヴェア』だけでは無く結社メンバーの移動手段となっている。 『ハワイキ』特有の性質として死体を『ハワイキ』へ持ち込むとその死体の魂を一定時間呼び戻す事ができる。生き返らせる事は到底不可能だが、魂と交信する事が可能である。 周囲には明かしていないが、イロはワイアンドット族の伝承黒き蛇(イリアコイ)に基づく魔術を他の主力魔術と同レベルで行使する事ができる。 一つは、他の魔術で言うところのゴーレム系魔術。イロが長く滞在する建築物は、まるで生命を宿したかのように動き出すし、その構造を変える。 最低でも一週間以上滞在していなければ発動できない魔術だが、特異なのは建築物だけでは無く建築物内部に備えられた数多の物品も生命が宿ったかのように動き出す点である。 魔術によって使役される非生物が感じる感触は手に取るようにわかり、魔術によって強化された物の物量攻勢は甘く見て良い物では無い。 イロはこの魔術によって神殿『ハワイキ』を秘かに使役下に置いている。核となる虹色の蛇の剥製が入った小さな木箱は『ハワイキ』の中心部に存在する他、自身でも幾つか持ち歩いている。 もう一つはマジックアイテムによる黒き蛇化。例えば蛇の剥製が入った小さな木箱の中に入れていた水を目薬として目に入れると、その瞳はあらゆる先を見通す千里眼と化す。 通称『蛇黒水(ポイズンイリアコイ)』。この水に浸した矢で敵を射れば、当たらなくとも対象となった敵は毒を浴びたかのように悶え苦しみ、『蛇黒水』に浸した指先を人に向けるだけで強力な暗示(例:蛇に睨まれた蛙のようにその場から動けなくする)を掛ける事ができる。 『蛇黒水』を使用した箇所は濃度に応じて蛇の瞳になったり皮膚が鱗になったりする等外見的変化有り。『両性産卵』を掛ければ別段問題にはならない代わりに蛇化効果は削除される。 水を体内に含めば含む程黒き蛇の力を強大にして扱えるがこれは諸刃の剣。含み過ぎると蛇化が進み最終的には唯の蛇になってしまうのだ。 イロはこの欠点を改良中であり、最終的な目標として『神を呼ぶ』神社的建物『ブレ・カロウ』を魔術的記号としンデンゲイの力を降臨させ、蛇化した己に蛇神の魔術的記号を構築し、神殿『ハワイキ』の主人イロ=コイを始原の蛇神ンデンゲイと同一視させ、その力の一端を手に入れようとしている。 蛇の伝承の中には祖の力である蛇の力を取り戻さんと自ら蛇になる伝説が存在する。イロ=コイが目指すのもまた同じ。蛇神化という目指した先に辿り着いたとして、果たして己の自我が保っていられるかは定かでは無いがそれでもイロは目標達成の為に執念深く邁進する。 【概要】 魔法名「mara029(大海原を渡り逝く者)」。魔術結社『多からなる一(イ・プルーリバス・ウナム)』の暫定的主導者。出身は公表していないがアメリカ出身。実際の年齢は100歳を超えている。 イロ=コイという名前は本人曰く本名では無い、コードネーム的な名称との事。かつて旅した日本で響きが気に入った言葉をコードネームに採用したらしい。 イロコイと聞くとアメリカのとある地域を連想する者がいるかもしれないが、これは蛇伝承を扱う魔術師として他の魔術師に自身が扱う魔術を誤認させるブラフでもあるそうだ。 表向きの職業は民族学者であり歴史研究家。世界中の蛇伝承を追い求め、若い頃は日夜問わず世界中を旅していた(ちなみに今も蛇伝承の蒐集は続けている)。 その折に抗争中の魔術師同士のいざこざに巻き込まれた事を切欠にズルズルと魔術の世界に引きずり込まれていった。 魔術師としての才覚としては霊装作成に特に秀でており、当時(半世紀以上前)は仲間と共に様々な霊装を作っては壊し、壊しては作っていた。魔術の腕も年を経るごとに強大さを増していった。 その後紆余曲折ありフリー魔術師になったイロは単身引き篭もり、およそ10年の時をかけて悲願の足掛かりとなる霊装神殿『ハワイキ』や霊装船団『ナンタヴェア』を作り上げた。 自身の悲願でもある蛇神化を心底望む理由は、十字教などの多数派が行う宗教裁判、異端審問、魔女狩りなどの弾圧によって迫害されてきた少数派の苦難を何十年もこの目にしてきたから。 一般人出身のイロからすれば、ずっとずっと疑問しか抱かなかった多数派による少数派への弾圧の構図がどうしても納得できなかった。 そこで自身がマイナー宗教出身ながらも宇宙規模の力を有するとされる蛇神に成る事で、十字教などの多数派と戦い蹴落とすのでは無く多数派の歩みをあっという間に追い抜いてしまう程の威光を世に示す事で現状の打破を試みているのだ。 よって十字教を筆頭に多数派と率先して交戦を起こす気は更々無い。イロが『多からなる一』に所属したのも、少数派の彼らが大きな対抗戦力に無為に踏み潰される可能性を可能な限り排除したいと思ったが為。 魔術師にしては珍しく全体の和・協調を説く変わり者として組織では随一の穏健派という評判を下されている。 開発した霊装『ナンタヴェア』・『ハワイキ』は集団的使用が前提とされており、目立った武装が施されていないのも交戦を殊更望まないイロの信念故。 その為、あくまで潜在的であった組織内の反体制派を扇動し内部抗争を誘発させ、その混乱に乗じて『多からなる一』が厳重に保管していた魔道書原典『カレワラ』を奪取し、十字教相手に直接戦いを挑もうとしたカッレラの行動には度肝を抜かされた。 内密にしている黒き蛇に基づく魔術を使用して発動させた千里眼でカッレラを捕捉し、仲間達に他の反逆者の対処を任せた後に単独で出撃。結社を代表して『カレワラ』の核兵器染みた力を得て暴走する彼女と対峙する。 最初は説得を試みるもカッレラが貫こうとする信念を垣間見たイロは彼女に敬意を表しながら実力行使を決断。 ンデンゲイ魔術や『蛇黒水』などの総動員、複数名の外部の人間の力、『カレワラ』に触れてまだ間もない状態である事を利用し『カレワラ』の著者である19世紀の魔術師エリアス=リョンロートと一世紀以上生きている自分が知己であると騙る事で『カレワラ』使用に疑念を抱かせる等使えるものは何でも使った末に遂にカッレラを打ち負かし、捕獲する事に成功する。 この功績が認められ、また『カレワラ』の所有者状態が続くカッレラを組織の長にするわけにもいかない事もあり、イロ=コイは『多からなる一』の暫定的主導者となった。 イロが『カレワラ』に認められないのは、黒き蛇に基づく魔術を内密にしているなどイロが知識を広めたがらない性質だから。 カッレラにどうしても貫きたい信念があったとはいえ組織を存亡の危機に晒したカッレラ達反逆者への処分については、彼女達の意思に理解できる要素が散見された為今後二度とこのような事態を起こさない旨を記した魔術的誓約書を書かせる事を条件とし(これは処刑を含めた反逆者達の処分を求めた者達を納得させる為止むを得ない措置であった)、特例的に保護観察処分という形に収めた。 思いがけず組織のトップに立ったイロは、慣れない立ち位置に戸惑いながらも一世紀近くに渡る膨大な魔術師経験から得た様々な知識や体験を糧に『多からなる一』運営の舵を切っている。 【特徴】 脱皮できるので定まった姿を持っていない。これは『イルミナティ』リーダー双鴉道化にどことなく通じる部分があるかもしれない。 若くてボインボインな美人にも、髪がサラサラな格好良い美青年にも、肥え太った不細工な中年にも、ハゲたオッサンにも、皺と白髪まみれのお婆さんにもなれる。口調も成った人間に相応しいものとなる。 イロの脱皮に毎度付き合わされる形となっている他の『多からなる一』メンバーは、「見た事無い新顔だな。さては新入りかイロかだな」という風に解釈している。 組織メンバーからの信頼は(『組織全体に率先して敵を責めない臆病風を吹かせている』という批判を除けば)かなり厚い。内部衝突の仲介役は大概イロが務めている(もれなく長時間の正座&説教付き)。 イロの悲願を知っているメンバーは極々僅か。その悲願に自分達が巻き込まれる事を懸念しているのかイロの理念に賛同しているのかを知るのは当人達のみでイロは知らない(自分の悲願を知っている事はわかっている)。 だが、それでイロ自身に危害が及ぶような事があっても仕方無いとイロは納得済み。自分の目標が皆の賛同を完全に得られるような代物では無い事くらい承知している。 それでも見たいのだ。一世紀以上にも渡る長き人生の終着点一歩前で、少数派が多数派に目に物見せられる瞬間をこの目で確と見届けたいのだ。尚、酒癖が非常に悪い事は周知の事実。 【台詞】成った姿に応じてコロコロ変わる。怒髪天を衝いた時だけ口調がオリジナルのものになる。 「あらっ。今日は皆集まり良いわねー。お姉さん意外に思っちゃったウフッ。普段は方針の違いで衝突する事も珍しくないから、顔を合わせたくない相手もいるでしょうに。どういう気の変わりようかしら?」←あなたの説教のせいです。 「最近の日本アニメの進歩は目まぐるしいな。カッレラじゃないけど、俺も日本の秋葉原に行ってみたいなぁ。日本に行けるような流れを作れないかな。ちょっと皆に相談してみよう」 「ハハッ!こっち来て皆酒呑もうぜ~ヒック!ヒック!足らないなぁ。もっともっともっとたらふく酒を呑みてぇ。人生=酒よ~。酒も熟成、人も熟成が肝心肝心。ヒック!」 「カッレラ…この愚か者め!!何と浅慮!!何処までも浅薄な事よ!!無茶は若人の特権よ。だがそれは何をしても良いという理由には決してならぬ!!…言葉で理解できぬのなら残るは実力行使しか無いか。さて、相手は『カレワラ』の知識によって無数の神話体系の魔術を行使する『樫切りの巨人』。逃走時、余程他の追っ手から逃げるのに夢中だったのだろう。利用できる霊装を持ち出せなかったのはまだ救いと言えるか。それでも、まさに聖人に近い核兵器染みた化物よな。…いいぜ。眩い光を放つ若人よ。一世紀以上生き抜くこの老人が…己(おれ)がテメェをブッ飛ばして目を覚まさせてやるよ!!」 【SS使用条件】 特になし 元が男でも女でもどっちでもいいですよー
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名前:氷山 葵(ひやま あおい) 学年:高等部一年B組 属性:氷 性別:女 容姿 黒髪だが少し青みがかかったショートヘアに緑色の瞳、美少女 身長は158㎝ほど、胸は並ぐらいでスマートな感じ 備考 明るく元気な快活タイプで人に好かれやすい性格 1-Aの真田の幼馴染みで親友、中学は普通の学校に通っていたため離ればなれだったが 魔法学校に転入したため再会した。魔法の腕は真田と互角以上だが運動能力は中の上程度 普通の学校に通っていたのにB組にいるのは優秀魔術師でもあった父の師事を受けてたから 真田に対して想いを寄せている、肝心の真田はお約束通り気付いていない、幼馴染みの障害 あまり人の話を聞かずに誤解することが多く、それがきっかけで問題を起こすことも… 一人っ子で母親を幼い頃に病気で亡くしている、その為か人との絆は人一倍大切にする傾向がある 趣味は星の鑑賞とスケート、氷の魔術師だけあってスキーとかも得意 家族とか 一人っ子で兄弟とかはいない、また母親を幼い頃に病気で他界している その為か人との絆は人一倍大切にしている +家族の詳細 父:氷山 和彦(ひやま かずひこ) かつて真田に力の使い方を教えた師匠にあたる人 昔は優秀な魔術師で実入りの良いクエストで生活費を稼いでたが 現在は引退、地元で魔法教室を開いている 母:氷山 里奈(ひやま りな) 葵の母親で葵が6歳の時に亡くなっている 葵の氷属性の魔法と髪の色はこの人ゆずり 使用武器 シルバームーンという名の強力な氷属性の力を持つ大鎌を愛用している 元々はロッド、鎌、槍の三形態を持っていた武器だったが 方針の転換により大鎌へと機能が統一されたため、できることは減っている 使用魔術 強力な氷の魔法を使用する、大鎌をツールとして使っているため やや斬撃系の魔法が多いが、それ以外の魔法の種類も豊富 凍らせるという属性特有の能力もあって初級魔法でも凶悪な魔法が多い 初級魔術 【ブリザード】 冷気を放ち凍らせる基本的な魔法、初歩中の初歩の魔術だが 直撃すれば凍ってしまう、でも凍らせる魔力は初級なだけあって小さい 【ブルーカッター】 ブリザードの魔力を武器へと集中させ、氷の斬撃を飛ばす魔法 斬りつけると同時に傷口を凍らせるため、初級と言っても当たればやばい 【ブルーグレイヴ】 ブルーカッター同様ブリザードの魔力を武器へと集中させて放つ魔法 地面から氷柱を出現させ対象を突き上げたり、足場として使用したり ↑に比べて用途が多い 【アブソリュートシールド】 物理的な衝撃に対して絶大な防御力を持つ氷の壁を創り出す魔法 魔法に対しても高い抵抗力を持つため、これ一つで防御はほぼ完璧だが 炎の魔法にはまるで役に立たない 中級魔術 【ダイヤモンドダスト】 ご存じ某氷の女王の十八番でも魔法、魔法自体はブリザードに似ているが 込められた魔力はその比では無く、油断すればあっという間に凍りづけになる 【フロストメイク】 氷で様々なものを創り出す魔法、これが出来るかどうかで氷術士としての格が問われる 動物、武器、建物と様々なものを創り出し、さらに武器ならちゃんと使用することも出来る だがやはり炎に弱い 【アイスフィールド】 周囲に冷気を放ち、凍りつかせる魔法。範囲は最大で発動地点から半径1キロ 地面など、部分的に凍りつかせる事もでき、その場合はさらに範囲が広がる 【ミスティミラージュ】 霧の衣を纏い、溶け込むように姿を消すことのできる魔法 使用するとよほど注意して見ないかぎり、見つかる事は無いが 風で吹き飛ばされたり、水の中に入ったりすると効果が消えてしまう 上級魔術 【クリスタルゲイザー】 大地から巨大な水晶のの束を出現させるきわめて強力な魔法 地面がないと使えないがとても規模が広いため空中の敵も攻撃できる 【プライムデストラクション】 大量の冷気を大鎌へと集中させ、強力な一撃を直接叩き込む魔法剣技 刃に触れたモノはその瞬間凍りついてしまうため、一部の属性を除き、防御が役に立たない 強力だけどその分集中に若干時間がかかる 【スターダスト・ブレイカー】 膨大な量の冷気の魔力を集中させ、彗星のごとき一撃を放つ強力な魔法 元々は氷の星を創り出し、それを砕く事で星屑の雨えを降らせるという魔法だったが 武器の使用というスタイルの変更に伴ってこちらの魔法も変化した 特殊魔術 【フリージングフラム】 氷の魔術師がまず最初にするろいう炎対策のための魔法 炎の魔法に氷を当てることで術式を上書きして温度に関係なく凍らせる ただし凍らせた炎はもう一度炎を当てると簡単に溶ける 【フロストコピー】 リアルタイムで認識している物を鏡のようにそっくりに氷で作り出す魔法 能力などもそのままコピーしているためかなり強力だがやはり炎に弱い ただ作り出している間は葵は動けないというデメリットもある 【氷精召還】 氷を司る精霊を召還し、使役する召還魔術 現在使役できるのはシェルと呼ばれる女性型の精霊一人のみ
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登録日:2009/09/12 Sat 06 06 38 更新日:2024/04/20 Sat 18 48 15NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 とある科学の超電磁砲 とある魔術の禁書目録 イケメルヘン←暗部編は大体コイツのせい サークル スクール スナイパー 垣根帝督 変な頭 帝春とかオレ得 弓箭猟虎 心理定規 暗部 架空の組織 異能集団 砂皿緻密 科学サイド 組織 誉望万化 えっエロいことしねーの? 【概要】 とある魔術の禁書目録及びとある科学の超電磁砲に登場する暗部組織の1つ。 理事長アレイスターとの直接交渉権を得ようと画策。 初めは学園都市内の機密情報を握る『ピンセット』を狙ったが思ったほどの収穫がなく、一方通行を殺害し垣根を学園都市第一位に繰り上げる計画に変更した。 上記のモノはリーダーである垣根帝督の目的であるため、他のメンバーがどういった理由で垣根に協力していたのかは不明。 直接交渉権をどういう動機で得ようとしたのかも不明。 また、『スクール』が学園都市下の暗部組織として、普段どのような活動をしていたかも不明。 ドレスの少女やゴーグルの少年も後に本名が明らかになったため、もしかしたらその内明かされるかもしれない。 旧約15巻終了時点で実質崩壊している。 その後生き残った構成員は『アイテム』や『メンバー』などの残党と統合。 また、新約一巻時点で暗部組織の解体が成されている。 スクールの構成員も表の社会を生きているかもしれない。 【構成員】 垣根帝督(かきね ていとく) スクールのリーダーのチンピラのようなホストのような少年。イケメルヘン。 レベル5第二位の『未元物質(ダークマター)』。 この世に存在しない素粒子を生み出して(引き出して)行使する、という能力。 なぜか本気を出すとメルヘンチックな翼が生えてくる。 暗部組織『メンバー』の博士を殺害、暗部組織『アイテム』全員を相手にして蹂躙するなど圧倒的な力を見せつける。 しかし暗部組織『グループ』の一方通行に敗北。 人知れず上層部に回収され臓器だけの状態となって生存している。 その後の動向については項目参照。 獄彩(ごくさい)海美(かいび) スクールの紅一点。派手なドレスを着た金髪の少女。巨乳ではない。 作中では重機の運転をこなしたり銃器を扱ったりと、結構凄いことやってる。 キャバ嬢みたいな事もやってるらしいが、エロいことはしてない。 能力はレベル不明の『心理定規(メジャーハート)』。 対象との心の距離を操る精神系能力。 作中では浜面との心の距離を親密にして敵意を無くし、行動を封じた。 暗部抗争は生存したが、その後の具体的な動向は不明。 長らくスクールのメンバーで唯一名前が不明だったため『ドレスの少女』と呼ばれていた。雨空と陸莉という姉妹がいるらしい。 砂皿(すなざら)緻密(ちみつ) スクールのスナイパーの男。後述の弓箭猟虎の後釜の補充要因。強面気味。 契約が成立すれば誰であろうと撃ち抜く仕事人。何かと番外編での出番に恵まれる。 弟子(みたいな関係)として金髪ナイスバティなステファニー・ゴージャスパレスがいる。 元は学園都市の外で傭兵まがいのことをしていたらしい。ステファニーともその時に出会ったとか。 紆余曲折あって学園都市へ。金で人材を紹介する『人材派遣』に70万という高額で紹介されていた。 作中では親船最中の暗殺を画策するが一方通行の妨害にあい失敗。その後アイテムの絹旗最愛と交戦、敗北し意識不明の重体となりリタイア。 誉望(よぼう)万化(ばんか) 頭に土星の輪のようなゴーグルをつけた少年。口調は「〜ス」だが、弓箭や下部組織の面々の前では普通の口調である。こちらも長らく本名が不明だったため、『ゴーグルの少年』と呼称されていた。 スクールでは実働部隊や情報収集などをやっていた模様。 能力はレベル4の『念動使い(サイコキネシスト)』。 単純な念動力としても使えるが、ゴーグルをスイッチとして使う事で、発火・無音化・透明化・電子操作等ができるようになるなど、とても汎用性が高い能力。 上記の汎用性が高い能力に自信を持っていて、レベル4という自分の格付けに不満を持っていたらしい。なので、レベル5の座を目指し同じ「汎用性が高い能力」としてキャラが被っている垣根に下克上を試みるが返り討ちに合う。 その後なんやかんやあってスクールに加入した模様。 ……が、その時によほど手痛く打ちのめされたようで、本気の垣根に睨まれるとトラウマが再発し嘔吐してしまう。 原作ではほとんど出番がなくアイテムとの戦闘中に死亡。 それでも『人材派遣』を殺害するなどの活躍は一応ある。 それより時系列が前の話であるとある科学の超電磁砲にて活躍した。(名前や能力が判明したのもココ) 漫画版では前述のアイテムとの戦闘描写が補完され、麦野相手に透明化などで善戦はしたようだが、結局彼女に焼き殺されたことが判明した(麦野曰く「滝壺がいなけれゃもうちょっと手こずったかな」)。 弓箭(ゆみや)猟虎(らっこ) 暗部組織『スクール』所属のスナイパー(初代)。旧約15巻開始時には既に死亡していたようであり、地の文で少し触れられた程度。後に外伝である超電磁砲で初登場した。 ピンセットの情報を得るためアイテムのメンバーであるフレンダ=セイヴェルンと交戦。敗北する。 レベル0だが、狩猟民族の追跡技術を習得しており、獲物が残した痕跡から情報を読み取り、気配を完全に消すことが出来る。 狙撃銃は衣服の中に分解して仕込まれており、腕の曲げ伸ばしで自在に組み立て、分解が可能。炭酸ガスの圧力で射出された弾丸が、袖口から獲物を狙う。 狙う際にはわざと急所を外して獲物を徐々に追い詰め、その悶え苦しむ様に悦を見出すという悪趣味な面もある。これは標的を一撃で仕留める完璧主義な砂皿とは対照的であり、スクールの面々からは『悪い癖』と評されていたらしい。 普段は学舎の園内の枝垂桜学園に通うお嬢様で、根が真面目で任務をすべてに優先させているため、友達づき合いの機会をことごとく逃がしている。いわゆるぼっち。 ただ学内では周囲から比較的好かれており、ぼっち認識は当人の主観によるところが大きい。 特技はヴァイオリンの演奏。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ゴーグルの人死んでんのか・・・生きててもいいのに。 -- 名無しさん (2013-08-08 23 03 05) 砂皿生きてる -- 名無しさん (2013-09-19 19 54 12) ドレスの女の名前はステファニー・ゴージャスパレス。ゴーグルは麦のん率いる『アイテム』との交戦時に死亡(麦のんが戦利品としてゴーグル持ってた。この時フレンダが『スクール』に捕まった) -- 名無しさん (2014-08-09 21 30 19) ステファニーは砂皿の敵討ちの為にやってきた外部の人間じゃないのか -- 名無しさん (2014-08-09 21 45 54) 最近よく出るコメント荒らしだ通報だけしてスルーな -- 名無しさん (2014-08-10 05 58 23) 内容が薄い項目だな。 もうちょっと編集してやれよ。 -- 名無しさん (2014-11-18 00 34 31) 超電磁砲にも少しだけ出てきた -- 名無しさん (2014-11-18 21 49 13) 取り敢えず垣根は復活したし砂皿は生きてるしラッコさんにも触れて欲しい -- 名無しさん (2015-12-31 14 15 31) ゴーグルの名前は誉望万化。実は垣根に下克上を挑み返り討ちに遭い部下となったとか。名前は名誉を望むために万能に化けるという意味か。 -- 名無しさん (2016-01-30 19 42 02) らっこちゃん生きてなかったっけ? -- 名無しさん (2016-06-17 10 15 13) あの後アイテムに殺されちゃうんだよね…… -- 名無しさん (2016-07-01 23 48 34) 誉望がすごい便利な能力のうえにレベル4とは驚いたな。フレンダといい、15巻であっさり退場させるには惜しいキャラだな -- 名無しさん (2016-12-17 10 52 26) ↑漫画版の禁書でアイテムが誉望を捕虜にして情報を吐かせずに殺した理由について、麦野が「面倒な相手だったから手加減ができなかった」、「滝壺がいなかったら、もう少し手こずってたかもね」という発言をしてた -- 名無しさん (2020-04-18 17 41 27) 見た目かなりかわいいのに本名獄彩海美とかいうギャップww -- 名無しさん (2020-12-24 15 42 15) 誉望は魔術本編だとほぼ台詞ないから不気味なイメージだったけど超電磁砲だと常識人っぽかったり垣根にびびったりと割と人間臭くてかなり印象変わったな -- 名無しさん (2024-04-20 18 48 15) 名前 コメント
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【毛利元就の使える冗談講座】 大谷「ぬしの事を案じておるぞ 州゚д゚)「…貴様の冗談は笑えん 大谷「ぬしに武運を 州゚д゚)「…………………… 大谷「長曾我部の使いを蚊のように叩きつぶした 見たかったであろ? 州゚д゚)「上手くなってきたな 大谷「遅いぞ毛利 首が折れるかと思ったぞ 州゚д゚)「首の一つや二つ惜しくはあるまい 完 成
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『前書き』 ・いざ自分が運良く連載する機会に恵まれても、その時になってネタを探すのでは遅すぎる気もします。予めネタを考えて、いざという時のために暖めておくのが良いでしょう。アイデアのストックはいくらあっても困りません。 ・「題名のない魔法使い ノン・タイトル・サーガ」は、現代における能力バトル漫画を踏襲して作られるファンタジーです。キャラクターたちは、自分の性格や経験に基づく魔法を使っていくようになります。キャラクター=魔法の構図です。マテリアルパズルとか、ハンター×ハンターとかジョジョとかそういうのに続く作品です。 題名のない魔法使い 題名のない魔法使い・魔法 題名のない魔法使い・世界観 題名のない魔法使い・キャラクター
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【名称】リノアナ・サーベイ 【サイド】魔術 【能力】 占星術、天体再現 【設定】 「星体観測」 「テトラビブロス」と呼ばれる占星術の魔導書から派生した写本。 西洋占星術の原点と言える「テトラビブロス」から直接派生しただけあり、知識の濃度はかなり高い。 金、銀、水銀、銅、鉄、錫、鉛、以上七つの金属と、カラーシンボルを組み合わせ、 疑似的に魔術的な星を生み出してしまうのが、「星体観測」に秘められた魔術の真髄である。 金は太陽、銀は月、水銀は水星、銅は金星、鉄は火星、錫は木星、鉛は土星に対応している。 ビー玉程度の大きさの金属を投擲するだけで発動するが、逆に「投げなければならない」という制約がある。 これは「天に浮かぶもの」という、星の側面が有るため。 因みに、惑星が持ち得る属性は多岐にわたる為、非常に万能な魔術である。 が、散財も凄い。 【特徴】赤毛を三つ編みにした中学生ぐらいの少女。ロングTシャツにアーミーパンツのラフな格好で、何時もウエストポーチを身につけている。 【概要】イギリス清教、必要悪の教会所属。 十才にして魔導書の写本を書き上げた天才少女。その才能は今でも遺憾無く発揮され、彼女自身、幾つかのオリジナルの魔導書を書いている。 両親が魔術師であり師匠という、生れついての魔術師だが、占星術と言う分野は既に半ば科学の領域に足を踏み入れた物であった。 そのため、リノアナの両親が、幾つかの魔術と、多くの資料の放棄をイギリス清教に迫られた時、 彼女の才能もまた、占星術の発展ではなく、過去の遺産の再編という方向に向けられる事になる。 使用する魔術は戦闘に限らず、所謂星占いや、星の力を持ったマジックアイテムの作成等の方向にも秀でる。 ラフな格好にそぐわず、引っ込み思案で人見知り。あまり他人と積極的に会話をするタイプではない。 趣味は一人で静かに星を見ている事。 最新望遠鏡が使えないのが実に惜しい。 【台詞】 「金と金色、獅子に象徴されるは太陽。意味するものは、個人的な力、活力と成功、創造性。傷を癒す恵みの光となれ」 「はあ……科学とか、魔術とか、くだらないです。わたしは星が見たいだけですのに……。ああ、冷却CCDカメラが恋しい」
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【種別】 魔術結社 【元ネタ】 Wikipedia - 黄金の夜明け団 読み方は「Stella Matutina」(ステラ・マテューティナ)? 1888年の創設から現代に至るまで、魔術やオカルトの話になると必ずと言っていいほど取り上げられる 近代西洋最大の魔術結社。 【初出】 一巻 【解説】 19世紀末、イギリスに登場した『黄金』と呼ばれる天才集団。 ヘルメス学や薔薇十字などの幾つもの遺伝子を統合し、 近代西洋魔術の雛型となった世界最大の魔術結社である。 主な拠点はイシス=ウラニア聖堂の別館やブライスロード36番地など。 創始者は好んで仏教を取り入れていた節もあったらしい。 あまりにも強大な魔術師達が集いすぎたが故に、たった数年で実質的な活動を終え、 その後の内紛で自己崩壊した。 内紛の後も名称を変更して活動を続けたが、結局分裂は避けられず、独自の魔術結社を幾つも設立して 『黄金』という組織は空中分解していった。 その絶大な存在から、1度崩壊した後も『黄金』を取り戻そうと試みた者達は何人もいた。 しかしながらいずれの者もかつての『黄金』の栄光を取り戻すどころか資料や人材すら集めきれず、 当時の面影すら残らない形で名前だけが現在まで受け継がれている。 崩壊した結社は断片化した後、独自に発展と進歩を遂げ、無秩序に分化しながら今日まで(ミナ曰く「だらだら」)存続し、 明け色の陽射し、宵闇の出口、暗闇を拭う夜明けなど、数多くの「黄金系」と呼ばれる結社が存在する。 中心教義はカバラ。これにエジプト・ギリシャ神話にタロットやエノクその他諸々を組み合わせ、 共通する神の記号や光の象徴を抽出し、本質に迫る術式群を揃えている。 『黄金』の集団で行う魔術は舞台演劇の形式に近く、 多くの者が役割を決めてそれに準じた装束や象徴武器で身を固め、規則的かつ流れるような動作でこなしていく。 複雑精緻な数式の様な儀式魔術こそが、彼らの真髄である。 メンバー一人一人が独立した伝説を持つ傑物ばかりで、 人の身でありながら、魔神の力を自らの術式に組み込んでしまえる程の魔術の技量を誇る者もいる。 といってもあくまで魔術師のため、単純な知識や力の総量は魔神と比べるべくもない。 魔神娘々曰く、どちらがどちらを喰うか、出し抜き出し抜かれ騙し騙されの関係らしい。 構成メンバーの顔ぶれは多種多様。 大地主、薬剤師、検察官、女優、天才作家など表の世界でも活躍する者から、 古文書の翻訳に走ったり怪しい仕手戦を提案する者、果ては無職や世捨て人と、人種の標本セットの様な有様だったらしい。 近代魔術の基礎を作った彼らは総じて我が強く、それでいてなお子供の部分を忘れない、 天才特有のカリスマ性を持つ変人の集まりだったようだ。 メンバーの我の強さは筋金入りであり、「人の行いが世界に遠慮するなどありえない」と言い切るほど。 たとえ自身の判断一つで世界が滅びかねない状況であっても迷わず自分の個人的感情を優先し、 それで世界がどうなろうと一向に構わない、という極大の『個の意志』が集っていた。 インデックスが上条と初めて出会った際、 自分を追っている可能性がある組織の一つとして挙げている。 また、御使堕しの際には土御門元春が「大慌てするカバラ業界」の例としても挙げ、 フィアンマが天才集団の例として『黄金』の名を出す等、業界に対する影響度は計り知れない物がある。 新約21巻で最盛期と同じ姿で全員(アラン以外)が登場。 これはアレイスター討伐のためにコロンゾンが仕込んだ防衛機構であり、 彼(彼女)らの正体は、ミナと同じくタロットカードによって再現された姿である。 「再現された」メイザースは逆にコロンゾンを支配し退去させることで自由を得る事を目論んでいたが、 その前に地脈・龍脈からの魔力供給をアレイスターに遮断され、 全員タロットカードに戻っていった。 【作中に登場した所属メンバー】(50音順) アーサー=エドワード=ウェイト アニー=エリザベス=フレデリカ=ホーニマン アラン=ベネット アレイスター=クロウリー イエイツ(未編集) イスラエル=リガルディ ウィリアム=ウィン=ウェストコット エドワード=ベリッジ(未編集) サミュエル=リデル=マグレガー=メイザース ジョン=ウィリアム=ブロディ=イネス(未編集) ダイアン=フォーチュン チャールズ=ロシャー(未編集) ネッタ=フォルナリオ(未編集) フレデリック=リー=ガードナー(未編集) ポール=フォスター=ケイス ミナ=メイザース ロバート=ウィリアム=フェルキン 仮面舞踏会の君 【関連】 →象徴武器(シンボリックウェポン) →GDタロット →四界
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前ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/memories 超電磁砲の記憶 「御坂さんって意外とうぶなんじゃないんですか? だって上条さんの名前を言えないなんて…ねえ」 「そそそそそそそそんなことは……」 「私は佐天さんの言うとおりだと思います。見てて歯がゆいといいますか」 「うんうん。御坂さんならやれば一撃! というところをやらないところがまたまた」 「佐天さーん!!」 美琴と初春、佐天の三人は美琴の恋愛話をして会話に花を咲かせていた。 そこには数分前までの暗い雰囲気は一切なく、女の子同士が友人の女の子の恋人話をネタに話を広げている。もっとも、そのネタにされている美琴からすればとても恥ずかしいことなのでやめて欲しいのが、やめてくれない雰囲気を察するに諦めるしかなかった。 「でも上条さんも意外とうぶかもしれないと思うんですけど」 「アイツは鈍感なだけよ。私のことなんて」 「ま、まあそれはわかってますけど、佐天さんが言いたかったのはそういう事じゃなくて」 「御坂さんがアタックすればするほど、御坂さんをより意識してくれるんじゃないかなーという話です」 「あ、アタック!? 無理無理無理!!! 絶対に無理だって!!!」 「無理じゃありませんッ! 御坂さんなら絶対に出来ますって! 初春もそういってますよ」 「ええ!!?? いつ言ったんですか!?」 「そこは頷くところでしょう! 否定しないでよー」 佐天は不満そうな顔で初春に抱きついた。 抱きつかれた初春は、なんですか! と慌てた声を上げながら暴れた。すると佐天はニヤリと笑い、自分の両手を初春の太ももに置くとゆっくりと両手を上にへと登らせていく。 「ご、ごめんなさ、ってどこに手を入れてるんですか!?」 「どこって、初春の下半身だけど」 「きゃぁ! ちょっと、佐天さん! そこはダメですって!!!」 「そこってどこが? ちゃんと言ってくれないとわからないよー?」 「佐天さん、わかってやってるでしょ! あ、ダメですって!!!」 初春と佐天のいつものコミュニケーション(といえばいいのか微妙だが)を見ていた美琴は、相変わらずねと苦笑いした。季節がすぎるごとに、初春への行動がさらに危ない方向へと向かっていくのを少し心配しながらも、自分も初春のような立ち位置にいるので他人事ではないと思いながら、美琴は仲がよさそうな二人が少しだけ羨ましかった。 (私も当麻とあれぐらい自然に出来ればなー………でも私もアイツもまだまだ未熟だし無理か) まだお互いに恋人らしくなれず、デコボコしているのは美琴にもわかっていた。 たとえ自分への好意が離れていくのだとしても、恋人になってくれている上条に恋人として様々なことをして欲しいと思うのも美琴なりの願望である。だが恋人は二人いて成り立つものなので、上条だけでなく美琴自身もしっかりしなければならない。のだがそれが出来ないから美琴も上条同様に未熟であった。 なので自然に戯れる初春と佐天が羨ましい。二人は親友と言う美琴が上条に抱くのとは別の関係であっても、あれぐらい自然であれば恋人らしく様々なことが出来るのかもしれない、と思うと二人の姿と自分たちの姿を照らし合わせてみた。 『こらっ! そんなところに手を入れないでよ!』 『そんなところってどこだよ。ちゃんと言ってくれよ、美琴』 『ッ!!?? そんなこと、恥ずかしくて言えないわよ』 『ふぅーん。だったら、別に問題ないよな』 『やっ! だ、だからそこはやめてって! 当麻ー』 『………嫌か?』 『……………と、当麻にされる、なら』 (それで当麻がああやって、私はこうやっちゃって……それで、そうなって………えへへ) 美琴は自分の妄想の世界に没頭して、だらしなく表情を緩ませながらえへへと無意識に笑った。 それを見ていた初春と佐天は、普段の美琴のギャップとは大きく変化していることを理解すると、初春に触れていた手を引いて、佐天は初春とこそこそと小さな声で話し始めた。 「見てみて初春。御坂さんのあのだらしない顔。きっと御坂さんの頭の中では凄いことになってるんじゃないかな」 「佐天さん。御坂さんってあんな人でしたっけ?」 「初春。言いたいことはわかるけどあれも御坂さんだよ。あたしもまだ信じられないけど」 「なんだか白井さんを見ているような気がするんですけど」 「言えてる。白井さんが御坂さんに対して積極的なセクハラをするのと同じような顔してるもんね」 「つまりこれもは上条さん効果なんでしょうか?」 「かもね。恋すると女は変わるって言うし」 「御坂さんもきっとそれにあてはまったんですね」 初春と佐天は暴走中の美琴を見て、恋するとああなるんだと思い、苦笑いする。 いっさい周りに気づかず、一人でえへへと笑うその表情は緩みすぎていて自分の妄想に呆けている。一体、美琴の頭の中ではどんな展開が繰り広げられているのか、それを知ったらさらに面白そうだと二人は思う。 そして、初春は昨日使用したボイスレコーダーを取り出すと美琴の前においてスイッチをオンにする。すっかりと妄想に没頭してしまっている美琴はスイッチの入ったボイスレコーダーには気づかず、初春と佐天はそのことに小さなガッツポーズをとった。 「えへへ…当麻とは恋人だし、あんなこともこんなことも……って、ないない! 何を期待しちゃってるのよ私は! 当麻と手を繋いだり、抱きしめられたりなんてないない! 腕を組むの抱きつくのもないって! えへへへへ、はははは」 緩みきった表情で自分の妄想にふける美琴の表情に、ついつ写真を撮ってしまう二人。ドンドンやりたい放題のことをやっていく初春と佐天だが、やられてる本人は何にも気づかず自分の妄想の中に酔いしれていく。 そして白井が帰ってくるまでの間、このボイスレコーダーには美琴の妄想劇場が録音されることを美琴は知らない。 人気のない公園には三人の姿があった。 その中の一人、ステイル=マグヌスと呼ばれた修道服の男は上条と白井の前に現れた。 いっさいに気配を断ち、突然現れた相手は白井からすれば敵の可能性が高い相手だ。だが上条に止められ、とりあえずは敵意は少し解くが警戒を怠らない。 ステイルと呼ばれた男は自分よりも年上、大人に見えた。身長は上条よりも高く一八〇は越えている。燃える炎を思わせる赤い長髪と白い肌は日本人でないことはわかる。さらに咥えタバコと指には銀色の指輪がたくさんつけられている。 外見からはそこいらの学生とはわけが違うのは白井でなくともわかる。白い肌と赤い長髪はこの学園都市では十分に目立つし、咥えタバコなんてしていれば学生でないことはわかる。だがわかるのはそれまでだ。 「上条さん、このお方は?」 白井は相手を知っている上条にステイルのことを問うと、意外なことに上条は首を横に振った。 「悪い白井。俺も名前と外見だけしか知らないんだ。だから実際に目の前で会うのも、話をするのも初めてだ」 「そうだね。僕も記憶を失った上条当麻に会ったのは、今日が初めてだ」 そういうとステイルは上条と白井の座るベンチに近づいてくる。 そして、お互いの距離が5メートルあたりの場所に止まるとステイルはポケットから小さな手紙を取り出す。それを上条に投げると、ステイルはふぅーとタバコの煙を吐いた。 「彼女とのことが書いてある。家にでも帰った時に読め」 ステイルは吐き捨てて言うと、タバコを持っていた小さな袋に捨てて、一枚のカードを取り出した。 「それは…?」 「ルーン、という単語は聞いたことがあるだろう、上条当麻。僕たち魔術師が扱う魔術の類さ。その子は神裂の時に体験していると思うけど」 神裂の名前を聞き、白井はすぐさま金属矢をステイルの正面に放った。 その時間は約2秒間だけ。その間に白井は十本以上の矢をステイルに飛ばし、相手を串刺しにしようとした。だが飛ばされた矢は当たる前に炎で焼き消され、矢は跡形もなくこの場から消え去った。 「僕の魔術は元から仕込んでおくことで効力を発揮してね。神裂から話は聞いてたから、念のために仕込んでおいたんだけど役に立ったね」 発動したのはステイルの魔術だった。 発動された炎は白井の攻撃を想定しての防御魔術であったため、上条と白井には特に危害はない。しかし白井の金属矢が通用しないことの証明にはなった。学園都市で作った金属矢を一瞬で溶かすほどの高熱の火は、並みの発火能力(パイロキネシス)では溶かすほどの火を作り出すことは出来ない。それを一瞬のうちに動作なく作り出した高熱の火、炎は人など簡単に焼き殺せるほどの高温だろうと予想できた。 ならば、と白井は金属矢をステイル本人の体に空間移動させた。といっても体内に入れて殺すのではなく、身体の肩と足にそれぞれ一本ずつ空間移動させ、動きを封じ込めようと考えたのだ。 そして空間移動させた金属矢は計算通りに、ステイルの体に空間移動した。のだが金属矢は何もない空間に出現しそのまま地面に落ちた。 「君の事は知っているよ。空間移動、確かに素晴らしい能力だろうけど、種がわかってしまえばどうとだって出来る。でも神裂のようにその場ですぐにとはいかないけどね」 ステイルが使ったのは蜃気楼。相手に位置を誤認させる目くらましの術だが、白井のように小さな武器で攻撃するものであれば効果は大きい。もし爆弾のような広範囲のものを空間移動させてきたのであれば蜃気楼は一切役に立たない。だが神裂と学園都市内にあるデータを使って事前に調べておいた白井の戦闘スタイルは蜃気楼に適していた。 単純な話、準備と情報でステイルのほうが圧倒的に有利だ。しかも種のわからないステイルの能力は、まだ白井には断片しか見せていない。つまり無闇に白井はステイルにに近づいて攻撃できない状況であった。 白井はこの状況にどのような手で打開する手はないかを考えた。美琴の超電磁砲ならば勝てるだろうが空間移動ではステイルと相性が悪い。ならばと、隣にいた上条の存在にかけようと思ったとき、 世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よ それは生命を育む恵みの光にして、邪悪を罰する裁きの光なり それは穏やかな幸福を満たすと同時、冷たき闇を滅する凍える不幸なり その名は炎、その役は剣 顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ その術はステイルが持つ魔術の中で最強の魔術。たった一人の少女を守るためだけに作り上げられた最強の炎であり、全てを焼き尽くす最強の怪物。 『魔女狩りの王(イノケンティウス)』 「肉弾戦に持ち込もうとしても無駄だよ。幻想殺しでも殺せない、これがあるからね」 白井のみならず、上条も『魔女狩りの王』の登場には驚きを隠せなかった。 摂氏3千度を越す炎の怪物は、爆破と再生を繰り返しありとあらゆるものを塵に返す存在。幻想殺しでも殺すことは不可能であり、弱点を知らない今の二人には勝機など一切ない。 白井は空間移動があるので逃げることは出来るが、上条の幻想殺しでは逃げることは出来ない。しかも殺しきれない魔術を相手にしても上条が力尽きるだけだ。 「かつては君に一度負けたけど、君の弱点は僕も知っているし前のような失敗を繰り返さないように入念に仕込みをしておいた。もう一度言うけど、幻想殺しは無駄だよ。『魔女狩りの王』は殺されようとも何度だって生き返る処刑になんだからね。 でも僕の目的は君を殺すことじゃないからね。このまま何もせずに君が僕についてくれさえすれば、『魔女狩りの王』は消すしその子にも手を出さないよ」 それは上条に持ちかけられた交渉だった。 何もせずに黙ってステイルについてくればそれでいい。しかしもし戦うのであれば、白井の命は保障しない。 (わたくしは………くっ) だが白井はこの交渉は白井にも持ちかけられていることを理解していた。なぜならステイルは空間移動を使えることを知っている。それはつまりここから逃げることを視野にも入れているということだ。だというのに何故上条に交渉を持ちかけたのか…。 (わたくしを動けなくするため、ですのね) 用のある人物は上条。しかしそこに白井と言う存在が入るのはステイルからすれば迷惑でしかない。だからこその交渉。 白井がもしもステイルに攻撃などをすれば、『魔女狩りの王』は白井を狙ってくる。そうなると上条は白井を守るために、戦うしかなくなる。 それだけは回避しないといけないのは白井にもわかっていた。ステイルは白井がそれをわかっていからこそこの交渉の本当の効力、白井の拘束が働いたのだ。 「……わかった」 上条は勝てないことを悟ると、白井の肩を叩いて首を横にふった。 そして白井を置いて上条は前に歩くとステイルはふっと笑って『魔女狩りの王』を消した。 「さて、少し場所を変えようか。二人きりで話したほうが僕たちのためだからね」 というとステイルはルーンのカードをしまうと、ゆっくりと背中を向けて公園の出口へと出た。 上条は少し考えた末に、悪いとだけ白井に言うと出口で待っているステイルの後を追った。白井は追いかけようと思ったが、追いかけたところで何も出来ない、むしろ邪魔なだけだ。 置いていかれた白井は上条とステイルが公園を出て行く姿を見終えた後に、両膝をついて両腕で自分の身体を思いっきり抱きしめた。 (わたくしは………無力、ですわ) かつて御坂美琴を守ろうとした時、白井は自分には届かない世界であったと気づかされ、そのために強くなり肩を並べようと思った。その決意は今も白井の中に残っており肩を並べられるように強くなっている途中だ。 しかし今回、白井黒子はさらにその上の世界、上条当麻の現実には絶対に届かないと気づかされ、無力だと理解させられた。同時にそれは御坂美琴を守る自分の決意がどれだけ小さく、どれだけ無力だったかを実感させられた。 (お姉様、上条さん……わたくし、は) すでに上条当麻は魔術側の人間にもなり始めている。かつての上条がたどった道を歩くように…。 白井は何故上条が美琴に恋愛感情を抱いていなかったかを、先ほどのやりとりで少しだけ理解できた。そしてそれをなんとかするのは美琴か上条本人、または魔術師だけだとも理解した。 そして白井は無力の涙を流して声を殺して泣いた。 上条がステイルの背中を追ってきてたどり着いたのは、白井といた公園から一キロ離れた大通りのわき道。 不気味なことに上条も通ったことがあるこの道には一切人がいない。さきほどのあの公園にしても、学園都市内の大通りに人がいないなどという状況は上条にも異常である事は理解できている。 そのため、上条は少しばかり知らない魔術師の男に警戒心を抱いた。右手を握り締め、ステイルの背中を観察しながら上条はステイルを追っていくと、わき道の途中、もう少し行けば信号がある微妙な場所でステイルはいきなり止まった。 「上条当麻。まず君に言いたいことがある」 止まったステイルは上条に振り返るとステイルの両手から天へ向けて炎が噴出された。 ステイルの魔術に関しては少しだけだが土御門から話は聞いていた。炎を操る『必要悪の教会』の魔術師にして上条当麻の協力者。何度も世話になっている仲だが決して仲がよいとはいいがいたい。だが戦友としてはそれなりの関係であった、らしい。 そのステイルがこのタイミングでの魔術の使用は、記憶のない上条には何を意味するのか理解できない。そのため、火山の噴火をイメージさせた炎の噴出はステイルへの警戒心を強化させた。 「君の記憶の事に関しては良く知っている。だけど記憶がなくとも君は上条当麻だし、彼女のパートナーであることは継続だ。だから僕個人として、君に会いたくなってね。その時にちょうど一つだけやらないと気がすまないことがあってね」 「気がすまないこと?」 「ああ。でも……君の薄い反応を見て気が変わったよ」 と、いうとステイルは炎を返して、上条に近づく。 そして、上条の頬を右手で思いっきり殴った。 「てめえ! いきなり何を」 「禁書目録…インデックスを知っているだろう?」 その名前を言われ、上条は一瞬のうちに凍りつかされた。 インデックス、今はここにはいないが自分のパートナーであり上条にとってかけがいのない存在。 土御門の話では、自分はインデックスとはほかと一線を越える関係にあったらしい。友人や恋人とは違うさらにもう一歩行った重要な存在。それゆえにここでその名前を前触れなく出されたことに上条は衝撃を受けたのだ。 ステイルはそんなことも知らず、ポケットからタバコを出すと火をつけて口に咥えた。 「僕は彼女とは大切な関係でね。自分の命よりも彼女を選ぶと生き方をしているんだ。たとえ、記憶に残らなくともて知らずとも、彼女が何かを望めば僕が叶える。彼女を狙うものがいるのならば誰でも殺す。そして命に代えても彼女を守る。そう、誓ったんだ。 でも今のパートナーは僕ではなく君だ、上条当麻。だから僕は君を殺したくとも殺すことは出来ない。そして記憶が残り続ける限り、僕はずっと君を殺せない」 「……ステイル」 それだけでステイルという男のことは十分だった。 彼はインデックスのためだけに生きている存在だ。インデックスが生きている限り彼は生き続け、インデックスがピンチになれば誰よりも早く駆けつけ、インデックスが何かを願えば彼はその望みを叶えるために何でもする。 上条はそんなステイルの生き方が、どうしようもなく凄いと思ったのだ。誰かを救うのではなく誰か一人のためだけに何かを救う。そこには自分の自己満足と一人の少女の笑顔だけしかなくとも、その生き方はきっと素晴らしいと思えるはずだ。 上条のように無差別に救いを差し伸べる手を引く生き方も、決して悪くはないし上条自身は素晴らしいと思っている。だがふと思ってしまった。 (俺も美琴のためだけに生きれれば……) 自分は全力でそれに答え彼女とともに彼女と生きていく。少なくとも、幸福な未来はあるのではと上条は思った。 しかし、それは夢物語だと上条は起きた時からずっと気づいている。そんな生き方をすれば上条当麻は必ず崩壊する、と。 だから羨ましいのだ。一人の女の子のためだけに生きれる生き方は、自分には不可能だったから。 「でも君は彼女を泣かせた。一つの秘密を彼女に隠し、自分の口から言わずに消えていく運命であった上条当麻が、インデックスを泣かせ絶望させた。 わかるか! 君はずっと信頼されてきた思っていたパートナーを泣かせたんだ! それを本当にわかっているのか! 上条当麻ッ!!」 ステイルはもう一回殴る。さらに一回殴る。またもう一回殴る。何度も一回殴る。 上条はそれを無言で受ける。一切の防御をせずに正面で受ける。 今の上条には何も言えないし何も助けられない。だから上条はステイルの拳を耐えるしかない。 「ッ!! つ!!! く…!」 拳は軽いがそれに乗っているものは信じられないほど重く痛い。 痛みは顔ではなく胸の奥に刺すように響く。一発殴られるごとに痛みは増し、上条は顔の痛みよりもそちらの痛みに身体が参ってしまいそうだった。 その正体は、怒り。ステイルがインデックスの代わりの怒っているのだ。 つまりこの痛みはインデックスが上条にぶつけるべくぶつけた怒りの痛みだ。受けるはずだった心の痛み、上条の罪であったのだ。 上条はこのことにはまだ気づいていない。しかし逃げてはいけない、防いではいけない、殴られるべきなんだと心が命令する。だから上条は一切動かずにステイルが満足するまで殴られ続けるしかない。 ステイルもそれがわかったのか、何発も何発も殴って抵抗をしない上条への拳を少しずつ弱めていく。最初は全力であったが、六発あたりから一切抵抗を見せず前を向くだけの上条に気づき始めていたのだ。 一方的に殴るのはステイルでも感心しない。たとえインデックスのためであっても、一切の抵抗をせずに甘んじて罰を受ける上条はステイルからすれば逆に自分が罰を受けているような錯覚に陥らせた。 「はぁ…はぁ…はぁ……もう、いい」 そして、殴り始めて十二発。十三発前に拳を下げるとステイルは一歩下がって上条と睨んだ。 まだ殴りたかったがこれ以上はインデックスの代わりにと思っていた最初の頃からかけ離れていってしまう。逆に自分が気に入らないと思う自己満足の暴力になってしまうのでステイルは暴力をやめた。 代わりに、インデックスの代わりの制裁だけでなくもう一つの目的を果たそうと思うとステイルは口に咥えたタバコを燃やした。 「上条当麻、もう一つだけ用件がある。ああ、こっちは話だからもう構えなくてもいいよ」 言われて上条は緊張を切らし、自然と力が抜けていくのを感じた。 一瞬、立ちくらみを受けて倒れそうになったが足を踏ん張って耐え切った。そして、リラックスしながら上条はステイルと再度向き合った。 「本来はこちらを最初に言うべきだったけど、細かいことはいいか。 さて、上条当麻。君はこれから一週間後にイギリスに渡ってもらうよ」 「………………え?」 ステイルの言葉に上条を耳を疑った。 ずっと学園都市にいると思ったはずだったのに、いきなり言われた渡英の言葉。上条には何を言っているんだと驚きの表情を隠せなかった。 ステイルは上条の表情を見るが一切に動揺は上条にはさらさず黙々と話を続けた。 「これはすでに決定事項だ。といっても目覚めて二日の君にこの話は混乱の種だろうけど、そんな都合はこっちにはないんだ。 とりあえず、君には頷いてもらうしかないんだけどね」 「ちょっと待ってくれ! もっと詳しく説明してくれ!」 「………それもそうだね。説明なしに頷くほど、君は何でもオーケーする人間じゃないからね」 そういうとステイルは新しいタバコに火をつけてタバコを吸うと、ふうーと上条に煙を吐いた。身近にタバコを吸う人間を知らない上条からすれば、タバコの煙は慣れていなかったもの。げほげほと咳き込んでステイルを睨むと、すまないねとしてやったりの表情を浮かべた。 (こ、この腐れエセ神父が!!!) 上条は初めてステイルに殴りかかろうと思ったが話がそれてしまいそうだったのでやめた。 「それで説明なんだけど、君はもう二月のことは学園都市の人間には聞いているんだろう?」 「ああ。さっきお前が脅した白井に聞いたよ。魔術師の一味がこの学園都市の第七学区をめちゃめちゃにして、俺たちが倒したって話だろう」 「その通り。でもそれはいい方向で見た感想だ。では質問するけどこの事件で学園都市の人間、上条当麻を含む友人たちが魔術師たちを倒したことで、魔術社会では何が起きたのか知っているかい?」 「……………」 それに関しては白井は一切知らないはずだ。同時に土御門はこのことを知っていたのでは、思ったが過去を知らなかった時点でそれをきけるはずもなかったことを思い出し、頭の外へ追い払った。 沈黙の上条を見ていたステイルはタバコの煙を空に向かって吐くと、知らないのかと言って話を始めた。 「上条勢力。君の周りの友人や知り合いは魔術社会ではその一員として見られているんだ。その上条勢力が魔術師集団のたったの一日で鎮圧させ、学園都市を救った。 これが魔術社会では何を意味するのか、君にはわかるかい?」 「わからねえよ。別に魔術師を倒したぐらいじゃ、魔術社会に大きな影響なんてありはしないんだろ?」 「そうだね。学園都市を襲った"普通"の魔術師を倒した程度では魔術社会には大きな動きはない。 ではもし"普通ではない"魔術師が学園都市を襲ったのだとしたら、どうなると思う?」 「普通じゃないって、どんな魔術師だよ」 「社会を動かすほどの存在の魔術師たちだよ。過去には神の右手というローマ正教の魔術師集団がいたんだけど、彼らほどの強い力を持ってはいなかったけどね」 ステイルはタバコの煙を吐くと、タバコを燃やして背中を向けた。 「どんな理由であれ、君たちは社会に繋がる魔術師を倒してしまったんだ。あとは社会がそれをどう見るのかは、わかるだろう」 社会を精通する魔術師の集団を倒してしまった、上条勢力の一員たち。学園都市では英雄として語られるかもしれないが、魔術社会からすればそれほどの力を持っている魔術師でさえも敵わないほどに上条勢力は危険な存在になっていた。 社会は危険な存在を放置するほど優しいものではない。軍隊にしてもテロリストにしても、社会は力を持つものを放置することをもっとも恐れる。なぜなら放置した結果、力を持ったものたちが自分に何をしてくるのかわからず恐怖するからだ。だからどこにも属さない上条勢力がいつ自分たちに牙を向けるわからない状況を魔術社会では放置できない。 ステイルは背を向けたまま、また一本のタバコを出して火をつけて口に咥える。 「君にはインデックスと言うパートナーがいる。しかし彼女は元々必要悪の教会のメンバーでもある。最大主教(アークビショップ)はそれを見逃すわけはない」 「インデックスは……どうなったんだ?」 「人質だよ。君を必要悪の教会に引き込むためのね」 ステイルは忌々しそうに上条に告げると、タバコの煙を宙に漂わせながら歩き始めた。 「悪いが時間だ。次に会うのは四月二日。その日に彼女から全てが語られ君はイギリスに行くことになる。それでは上条当麻、明日一日を有意義に使うことだね」 そしてステイルは上条の前から去っていったのだった。その背中を追うつもりは上条にはなかった。 上条とステイルが去ってしばらくしたあと、白井は美琴たちの待つファミレスに戻ろうと思った。 ここにいても上条は戻ってくるとは限らない。それに美琴たちと別れてそろそろ三十分が経過しようとしていた。ここまで時間がかかると、心配性の美琴ならば探しに来る可能性があった。それは今の白井にはデメリットでしかなかった。 しかし白井は戻ることを躊躇った。それは自分の今の顔は、情けない表情になっているのが鏡を見なくともわかったから。 (情け、ないですわ。それでも白井黒子ですの) 自分で自分を叱るも、効果はなく無駄な労力だけを使った。 白井はどうすればと思いながら、砂のついてしまった膝を叩くと公園の出口に向かって歩く。 「おっ、白井。まだいたのか」 その声に振り返ると、そこにはステイルと一緒に去って行った上条当麻の姿があった。 「上条、さん…!?」 上条の顔の傷に気づくと、白井は上条に近づいた。 唇は切れており、左頬は少しはれている。右頬にも殴られた跡があり、あの後何があったかが気になり、上条にどうしましたの!? と問いかけた。 「ちょっと、な。それよりもそんなに酷いか?」 「それよりも、じゃありません! そんなお顔でお姉様たちのところへ戻ったら、どんな心配をされるか」 「そっか……でもこればっかりは仕方ないからな」 上条の顔の怪我は酷くはないが、顔であったため怪我は目立つ。しかもずっと一緒にいた美琴ならばその変化に一瞬で気づくだろう。 白井はとりあえず怪我の手をしようと美琴に頼もうと思い携帯を取り出そうとしたが、その手は上条の手に掴まれ遮られた。 「美琴には言うするな。それよりも白井、少し遅くなるってことだけでいいから連絡してくれないか?」 「何を言っておりますの! 結局はばれてしまうのですよ?!」 「それでもだ。あいつを心配させたくないんだ…頼む、白井」 上条は白井に深々と頭を下げて頼んだ。そこまでされてしまっては白井も断ろうにも断れず、なくなくわかりましたのと頷くしかなかった。 「それと悪いんだけど白井。どっかの薬局行って」 「わかっておりますわ。それよりもここで待っていてくださいですの。そんなお顔で歩かれては、色々と面倒ですので」 そういって上条は悪いと言うと、さきほど座っていたベンチにもう一度座る。 それを確認して白井は上条の視線を受けながら美琴の携帯に電話をかけると3コールで美琴は電話に出た。 『もしもし黒子? どうかしたの?』 「いえ、結構時間が経っておりましたので、心配させまいと思いまして電話しましたの。それでお姉様、もう少しだけお時間がかかりますがよろしいでしょうか?」 『なんでアンタがそんなことを確認するのよ。私は別にアンタの親じゃないんだし、アイツと話すべきことがあるんでしょ?』 「………知って、おりましたの?」 白井は美琴を過小評価していなかったが、ばれていたことには驚きを隠せなかった。 いや冷静でなかったため、誰でも気づけることに気づけなかっただけなのかもしれない。白井は頭を振って混乱していた考えを打ち消して、美琴に言った。 「いえ、なんでもありませんの。それよりもあと十分かかるので申し訳ありませんが初春や佐天さんにもそのようにお伝えできないでしょうか?」 『ああ、それは任せて。それよりも早く戻ってらっしゃいよ。二人を待たせるのも悪いからね』 「了解しましたの。それではお姉様、愛しておりますの」 そして電話を切ると上条と向き合った。 「これで満足ですの、上条さん」 「ああ。何から何まですまない、白井」 上条は申し訳なさそうに謝ると、それが妙に腹立たしく思えた。 「何故ですの! 何故貴方はボロボロにならなければなりませんの!? 貴方はそんなお方ではないはずなのに」 「そんなんじゃねえよ」 そういって上条はそっぽ向くと、苦しそうな表情を浮かべた。 何かに耐えている表情を見せられ、白井はとても申し訳ないことをした後悔を思った。だがそれを見ていない上条は空を見ながら言った。 「俺は俺だよ。善人でも悪人でもない。だから怒ったり怒られたりする時だってあるんだよ。風紀委員のお前なら、俺の言いたいことはわかるだろう?」 風紀委員の名前を出された白井は、上条の言うことに納得がいった。 (貴方もわたくしも………同じです、と言いたいのですね、上条さん) 白井は何も言わなかった。何も言わずに上条の前から姿を消して、薬局へ向かった。 上条も何も言わなかった。白井が消える前も消えた後も何も…何も…。 前ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/memories
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【名前】ベル=クローセル 【性別】女 【所属】魔術 【能力】「ベルダンディの守護」「運命の糸切り鋏」 【能力説明】「ベルダンディの守護」 北欧神話において人の運命を決めるといわれる3人のノルン、その中でも「現在」を司るとされるノルンベルダンディを基とした防御魔術。 ベルダンディは他の2人よりも後に新しく作られたノルンであるといわれ、この魔術ではベルダンディが生み出された理由を世界中の全ての人の一生を決定するためには膨大な時間が必要であり、そのために「現在」という一瞬の時を司り、その一瞬を引き延ばすことで時間の猶予をもたらす存在が必要だったからだと解釈。 これを利用して自身の周囲にある一定の空間を世界に見たてることで、その中に存在する物体およびそれを構成する原子の運動を極めて遅くすることができる。 「運命の糸切り鋏」 「ベルダンディの守護」からの派生魔術。 こちらはノルンが人の運命を決定する際、人生を象徴する「糸」を断ち切るとされることからこちらは存在を断ち切る、つまりは対象を構成している原子の結合を切断する魔術となっている。 ただし制約があり、この魔術の対象にできるのは「ベルダンディの守護」によって停止したもののみ。 また、一度の魔術行使で複数の対象を断ち切ることができるが、この魔術の行使と同時に「ベルダンディの守護」も解除される。 【概要】とある北欧系魔術結社のトップを務める魔術師。 トップとは聞こえがいいが、実情は結社のメンバーが起こした問題の後始末をするために監督者っぽい立場を押し付けられたに過ぎない。 毎日のごとく後始末と謝罪に追われており、まさに過労死しかねないレベルで働いている。 「ニコチンのない世界なんて滅びればいい」というほどの重度のヘビースモーカーで、最近ではストレスからか喫う量がかなり増えているとか。もし某14歳神父と会うことがあれば意気投合するかもしれない。 魔法名は「comoedia501(生とはなんと素晴らしいものか)」。 元は孤児であったが、とある心優しい魔術師に引き取られ育てられたという経歴を持つ。 彼女の行動はその魔術師への感謝と敬愛(と少しの狂愛)に基づいており、それが結社のメンバーの後始末を押し付けられながらも結社に留まり続ける理由である。 【特徴】非常に目つきの悪い高校生くらいの少女。銀髪碧眼。 目つきの悪さと苛立ったような表情をしているためわかりづらいが、顔の造り自体はどちらかといえば優しげなものである。 服装は下着の上から厚手のコートを羽織っただけという痴女い格好。本人は流行が私に追いついていないだけ、と主張しているが。 見ただけではわからないが、左腕に魔術用の糸切り鋏の霊装を埋め込んでいる。 【台詞】 「おいまてコラァ!?問題をこれ以上起こすなと私泣きながら頼んだよね!?昨日!!あんたらは私を殺す気か!?」 「ち…痴女!?この素晴らしくふぁっしょなぶるな私が痴女!!?そこで止まれぇ!氷漬けにして現代美術として部屋に飾ってやるわぁぁぁ!!」 【SS使用条件】特になし